AI × マーケティング

LPコピーライティングにAIを活用する7つの実践術

正直に言うと、最初にLPのコピーを外注見積もりに出したとき、金額を見て画面を閉じた。28万円。副業で始めたばかりの自分には、とても出せる額じゃなかった。

それから半年、試行錯誤でAIを使いこなすようになって気づいたのは「コピーライティングのスキルがなくてもLPは作れる」という事実だ。ただし、AIの使い方を間違えると、どこかで見たような薄いコピーしか出てこない。

この記事では、私が実際に使って成約率が上がった方法だけを書く。理論より実践寄りで読んでほしい。

AIでLPコピーを書く前に知っておきたかった「3つの現実」

プロンプト構造テンプレート
プロンプト構造テンプレート

LP制作で詰まるポイントは、ほぼ決まっている。私が最初の3ヶ月で痛感した「3つの壁」がこれだ。

課題 従来の状況 AI活用後
コスト 外注1LP:15万〜50万円 月額2,000〜3,000円のAIツール代のみ
時間 リサーチ〜完成まで40〜80時間 初稿まで8〜12時間(約70%削減)
スキル AIDA・PASONA・心理訴求の専門知識が必要 プロンプトの型さえ覚えれば再現できる

ただし、AIに丸投げすると確実に失敗する。「自社だけの顧客インサイト」「ブランドの声のトーン」「A/Bテストによる最終検証」——この3つだけは、人間が担当しないといけない。

AIは優秀な下書き屋さんだ。戦略を考えるのは、あくまで自分の仕事。

私がペルソナ設計を「最初の30分」に集中させるようになった理由

📸 [画像の説明:ChatGPTでペルソナ設計プロンプトを入力し、年齢・職業・悩みが整理されたアウトプット画面]

2023年9月、初めて自分でLPを作ったとき、いきなりキャッチコピーを書こうとして3時間溶かした。出てきたのは「あなたの悩みを解決します」みたいな、どこかで見た文章だけ。

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原因は明確だった。「誰に向けて書くか」が曖昧なまま書き始めていたからだ。

ペルソナを30分で作るプロンプトの型

今は最初にこのプロンプトを使う。これを入れるだけで、後続のコピー生成の質がまるで変わる。

あなたはマーケティングの専門家です。[商品・サービス名]を購入する可能性が最も高いターゲット顧客のペルソナを作成してください。

▼出力項目
・年齢・職業・年収
・表面的な悩み(口に出せる不満)
・深層の感情(恥ずかしさ・焦り・孤独感など)
・情報収集の方法
・購買を決める最後の一押し

「深層の感情」を明示して聞くのがポイント。ここを省くと、表面的な悩みしか出てこない。

競合調査も「30分以内」に終わらせる手順

以前は競合LPを見ながらメモを取って、半日かけて分析していた。今は3ステップで終わる。

このやり方に切り替えてから、競合分析の時間が平均4時間→25分になった。浮いた時間でA/Bテストの仮説を立てられるようになったのが、地味に大きかった。

LP構成で失敗しない「PASONA×AIプロンプト」の使い方

📸 [画像の説明:PASONA法則の6要素をAIが構成案として出力した画面。各セクションの見出しと要点が整理されている]

LPの構成フレームワークで、今も一番使えると思っているのがPASONA法則だ。AIにこのフレームワークを明示して指示すると、説得力のある構成が一発で出てくる。

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要素 役割 AIへの指示のコツ
P:Problem 読者の悩みを明示する 「深層の感情を含めて」と明記する
A:Affinity 共感・親近感を示す 「書き手も同じ経験をした視点で」と指定する
S:Solution 解決策を提示する 「競合との差別化を1文で入れて」と指示する
O:Offer 具体的なオファーを提示する 「金額・期間・特典を数字で明示して」と指示する
N:Narrowing down 対象者・期間を限定する 「誰向けか・いつまでかを具体的に」と指示する
A:Action 行動を促す 「行動後のベネフィットをCTAに含めて」と指示する

このフレームワークをAIに使わせるプロンプトはこうだ。

PASONA法則に基づき、[商品名]のLP構成を作成してください。
ターゲットは[ペルソナ情報]です。
各セクションの見出し案と、そこで伝えるべきメッセージの要点を箇条書きで出力してください。

私がこのプロンプトを使い始めたのは2023年11月。それまでは構成を考えるだけで2〜3時間かかっていたのが、15分でたたき台が出るようになった

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ファーストビューで離脱を止めた「キャッチコピー量産」の実際

📸 [画像の説明:AIが生成したキャッチコピー10パターンの一覧。数字・ベネフィット・ターゲット訴求が異なるバリエーションが並ぶ]

LPの訪問者の約80%は、ファーストビューだけを見て離脱するかどうかを決める。ここで刺さらないと、どれだけ下のコンテンツを磨いても意味がない。

AIの強みは、訴求軸の違うキャッチコピーを一度に10〜20パターン出せること。人間が1本ずつ考えていたら、10本出すだけで半日かかる。

キャッチコピーを10本出すプロンプトの型

[ペルソナ]が抱える[具体的な悩み]を解決する[商品名]のキャッチコピーを10パターン作成してください。

▼条件
①数字を含める
②ベネフィットを明示する
③30文字以内
④読んだ瞬間に「自分ごと」と感じられる表現にする

生成した10パターンから3〜5本を選んでA/Bテストにかける。私が初めてこのサイクルを回したとき、2回目のテストでCVRが1.2%→2.7%に上がった。地味な数字に見えるかもしれないけど、広告費が同じなら成果が2倍以上になる話だ。

セクション別コピーで「読み続けてもらう」3つのコツ

コツ①「悩み共感」セクションは深層感情を引き出す

「表面の悩み」だけを書いたコピーは、読者に刺さらない。「なんか違う」と感じさせてしまう。

AIへの指示で必ず「深層の感情」を明記するようにしてから、読了率が上がった。プロンプトはこう使う。

[ペルソナ]が[悩み]について感じている表面的な不満だけでなく、その背後にある感情的な痛み(恥ずかしさ・焦り・孤独感など)を含めた共感コピーを300文字で書いてください。
読者が「これは自分のことだ」と感じる具体性を持たせてください。

コツ②実績・証拠セクションは「数字の変換」をAIに任せる

「売上が上がりました」という声をそのまま載せても、誰も信じない。AIに渡して数字に変換させる。