正直に言うと、最初は「どうせ無理だろう」と思っていた。絵心ゼロ、デザイン経験もゼロ。副業を探してはいたけど、クリエイター系は自分には関係ない世界だと決めつけていた。
それが変わったのは2024年の春。友人が「AIでLINEスタンプ作って月2万円超えた」と言い出して、半信半疑で試してみたのがきっかけだった。最初の1セットを作るのに丸1日かかったけど、3ヶ月後には月3万円を安定して超えるようになっていた。
この記事では、その実体験をもとに「ツール選び→制作→販売」の全工程を包み隠さず書いていく。

LINEの国内月間アクティブユーザーは約9,600万人(2024年時点)。日本人の約8割が使っているアプリで、スタンプ市場は年間数百億円規模とも言われている。
販売プラットフォーム「LINE Creators Market」は誰でも無料で出品できて、売上の35%がクリエイターの取り分。250円のスタンプが1セット売れるたびに約87円が入ってくる計算だ。
一番大きいのはストック型収益という構造。一度アップロードしたスタンプは、寝ている間も売れ続ける。私が最初に出したスタンプセットは今でも月に20〜30セット売れていて、制作した日から数えると累計で5万円以上稼いでくれている。
そしてAIの登場で、絵が描けない人間でも参入できるようになった。これが全てだと思う。
最初にMidjourneyから入って、操作が難しくて挫折した。次にStable Diffusionを試して、環境構築で詰まった。結局一番使いやすかったのは最初から無料で使えたCanvaだった、という笑えない話がある。
今は用途によってツールを使い分けている。初心者にはCanva一択から始めることをすすめる。
| ツール名 | 月額費用 | 商用利用 | 難易度 | おすすめ度 |
|---|---|---|---|---|
| Canva | 無料〜 | ✅ 可 | ★☆☆ 簡単 | 🥇 初心者最強 |
| Adobe Firefly | 無料(月25回) | ✅ 明示的に許可 | ★☆☆ 簡単 | 🥈 安心感◎ |
| Midjourney | 約1,500円〜 | ✅ 可(有料プラン) | ★★☆ 中級 | 🥉 クオリティ最高 |
| DALL-E 3 (ChatGPT Plus) |
約3,000円 | ✅ 可 | ★☆☆ 簡単 | 日本語プロンプト◎ |
→ おすすめはCanvaの無料プランからスタート。慣れてきたらMidjourneyに移行するのがコスパ最強のルートだと思う。
| ツール名 | 費用 | 主な用途 | 一言メモ |
|---|---|---|---|
| Canva | 無料〜 | 背景透過・サイズ調整・テキスト追加 | これ1本で完結できる |
| remove.bg | 無料(月50枚) | 背景自動透過 | 精度が高くて驚く |
| Photopea | 完全無料 | 細かい調整・レタッチ | Photoshop代替として優秀 |
月額コストの合計:無料ツールだけで運用すれば0円。Midjourneyを加えても月1,500円程度から始められる。
最初に作ったのは「おしゃれな北欧風スタンプ」だった。自分が好きなデザインを作ったら、1ヶ月で3セットしか売れなかった。需要より自分の好みを優先した失敗だ。
LINE Creators Marketのランキングを見ると、売れているジャンルはほぼ決まっている。
初心者は「ゆるかわ動物」か「ビジネス敬語」から入るのが正解。AIで生成しやすく、需要が読みやすい。
Canvaの「テキストから画像を生成」機能を開いて、こんなプロンプトを入れてみてほしい。
「白い丸いうさぎ、シンプルでかわいいキャラクター、白背景、ステッカーデザイン、パステルカラー」
一番大事なのはキャラクターのデザインを統一すること。スタンプはセット販売なので、キャラクターがバラバラだと買ってもらえない。気に入ったキャラクターが出たら、そのプロンプトをメモ帳に保存しておく。