正直に言うと、最初は「AIで動画編集なんて、どうせ大したことできないでしょ」と思っていた。副業を始めた2023年10月、Premiere Proの操作に挫折して2週間でやめた経験があったから。
ところが試しにCapCutを触ってみたら、30分で字幕付きのショート動画が完成した。その瞬間、「あ、これは本物だ」と確信した。
それから4ヶ月後、月収は5.2万円になっていた。この記事では、その道のりをそのまま書く。

国内の動画広告市場は2024年に6,000億円超に達し、前年比20%以上で伸び続けている。企業のYouTubeチャンネル開設数も急増中で、編集者の需要は供給を完全に上回っている。
クラウドワークスの動画編集案件の平均単価は1本あたり5,000〜30,000円。月5〜10本こなせば、副業収入として十分な数字になる。
私が最初に受注した案件は1本6,000円のインタビュー動画だった。作業時間は約2時間。時給換算で3,000円——会社員の残業代より全然いい。
従来の動画編集はPremiere ProやFinal Cut Proの習得に数ヶ月かかった。私も挫折した側の人間だ。でも今は違う。
編集作業の70〜80%をAIが代替できる。人間がやるのは「方向性の判断」と「クライアントとのやり取り」だけでいい。
クライアントが求めているのは「納品スピードの速さ」と「コスパの高さ」だ。AIを使いこなせる編集者はまだ少ない。今が先行者優位を取れる唯一のタイミングだと思っている。

Descriptは動画の音声を自動でテキスト化して、文章を編集するだけで動画が編集できるツールだ。最初に使ったとき「これは反則だろ」と思った。
60分のインタビュー動画を、以前は3〜4時間かけて編集していた。Descriptを使い始めてから30分以内に完了するようになった。時給換算が倍以上になった瞬間だ。
TikTokの親会社ByteDanceが開発したCapCutは、完全無料でAI自動編集機能が充実している。副業を始めた最初の2ヶ月は、これだけで全案件をこなした。
「自動ハイライト」機能が特に便利で、長尺動画から見どころを自動抽出してショート動画を生成してくれる。1本の素材から複数のSNS用コンテンツを量産できるから、クライアントへの提案の幅がぐっと広がる。
RunwayはAI動画生成の最先端ツールだ。テキストや画像から動画を生成する機能は、広告案件で圧倒的な差別化になる。私は3ヶ月目から使い始めて、単価が1.5倍になった。
| ツール | 料金 | 得意な動画ジャンル | 初心者向け度 | 単価への影響 |
|---|---|---|---|---|
| Descript | 無料〜月2,400円 | インタビュー・セミナー | ★★★★☆ | 中〜高(1〜3万円/本) |
| CapCut | 無料〜月1,800円 | SNSショート動画 | ★★★★★ | 低〜中(3,000〜8,000円/本) |
| Runway | 無料〜月1,500円 | 広告・プロモーション | ★★★☆☆ | 高(3〜10万円/本) |
初心者にはCapCutから始めることをすすめる。無料で使えて、操作が一番シンプルで、案件数も一番多い。
最初の1週間、私はCapCut・Descript・Runwayを全部触ろうとして、何も身につかなかった。3日目に「全部やめてCapCutだけにする」と決めてから、一気に前に進んだ。
ジャンル選びの基準はシンプルだ。
初心者にはSNSショート動画から入ることをすすめる。案件数が多く、クライアントの要求水準も比較的低いから、実績を積みやすい。
案件に応募するには、まずサンプル動画が3本必要だ。クライアントがいない段階でも、こうやって作れる。
私が最初に作ったポートフォリオは、飲食店向けのショート動画3本だった。「飲食店オーナーに営業する」と決めていたから、そのジャンルに特化して作った。ターゲットに合わせたポートフォリオを用意したことで、最初の応募で受注できた。
ポートフォリオが揃ったら、以下のプラットフォームに登録して案件に応募する。
私の最初の案件は6,000円だった。相場は8,000〜10,000円のジャンルで、意図的に安く設定した。目的は「実績と評価の獲得」だ。評価が5件つけば、相場価格での受注が普通にできるようになる。
実績が5件以上ついたら、単価交渉を始める。私が実際に使った言い回しはこの3つだ。
月額契約では「月4本で2万円」より「月8本で3.5万円」のように、まとめ発注の割引を提示すると成約率が上がる。クライアントも毎月発注する手間が省けるから、双方にメリットがある。
クラウドソーシングは手数料が20〜25%かかる。月5万円の収入があっても、1〜1.25万円が手数料で消える計算だ。直接受注ルートを作れば、この分がそのまま手取りになる。
私が使ったのはX(旧Twitter)だ。週3〜5回、こういう内容を投稿した。
3ヶ月継続したら、フォロワー数は400人程度だったにもかかわらず、DMで直接依頼が来るようになった。フォロワー数より「専門性が伝わるか」の方が重要だ。
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